痛風は、関節が赤く腫れ、激痛が起こります。「風が吹いても痛い」と言われるほど強い痛みを生じる事から「痛風」と呼ばれています。痛みの出る場所は、足の親指の付け根に多く、足の甲・足関節・膝関節・手関節・肩関節にも痛みが出る事があります。
痛みは突然発生し、しばらくすると治ります。これを『痛風発作』と言い、発作が起きてから痛みが2~3日ほど続き、徐々に痛みが和らいでいきます。
痛風は尿酸の血中濃度が高い事で尿酸の結晶が関節に付着し、蓄積する病気です。激しい関節炎を伴います。
女性よりも男性に多く、ほとんどは中年期の男性、閉経後の女性に発生すると言われています。
痛風は、関節が赤く腫れ、激痛が起こります。「風が吹いても痛い」と言われるほど強い痛みを生じる事から「痛風」と呼ばれています。痛みの出る場所は、足の親指の付け根に多く、足の甲・足関節・膝関節・手関節・肩関節にも痛みが出る事があります。
痛みは突然発生し、しばらくすると治ります。これを『痛風発作』と言い、発作が起きてから痛みが2~3日ほど続き、徐々に痛みが和らいでいきます。
尿酸値が高い状態(7.0mg/dl以上)でいると、結晶化した尿酸が関節の壁に定着します。そして暴飲暴食や激しい運動、ストレスをきっかけに、定着していた尿酸結晶が剥がれ落ち、その時に激しい痛みを伴う痛風発作がおきます。(尿酸の原因はプリン体です。食事から取り込まれるプリン体は、体内にある物のうち20%ほどです。その他の80%は、実は体内で作られた老廃物と言われております。)
痛みの強い痛風発作時には、炎症を抑える治療です。つまり、冷やして、安静にしていただき、痛み止めの内服や湿布を使用します。
当院では、痛みが強い場合は、超音波エコーを使用し、確実に関節内にステロイドを注射も可能です。痛みが緩和したときに尿酸値を下げる薬と開始するか検討します。
ビールだけ控えてれば大丈夫ですか?
尿酸値はアルコールそのものでも上がります。またプリン体ゼロのビールに変えてもアルコール自体で尿酸値が上がります。アルコールの中でも比較的ワインが尿酸値を上げにくいと言われております。
食事制限すれば大丈夫ですか?
尿酸値は食事だけでコントロールできないことも多いです。ストイックな食事制限は必要ありませんが、暴飲暴食は控えた方が良いです。
食べた方が良いものはありますか?
乳製品や、海藻、野菜、きのこ、芋などを積極的に取ることを勧めております。また、コーヒーも尿酸値を下げると言われているので、1日3杯ぐらいなら大丈夫です。
痛みが無くなったから、治ったと判断して良いでしょうか?
痛みがないからと言って、関節内に結晶化された尿酸は残っております。関節内に溜まった尿酸結晶は、5年くらいで無くなると言われております。
薬で痛みが無くなったら、もう飲まなくて良いのでしょうか?
尿酸の薬をやめてしまうと2日くらいで尿酸値は元に戻ります。また、尿酸値が下がっても、関節内の尿酸結晶が消えるまでの5年間は、痛風発作が起きる可能性があります。