Column コラム

ひざの最新治療について

ひざの最新治療について
 

はじめに

普段、ひざの痛みでお悩みの方は多いかと思います。

特に「階段の登り下り」や「立ち上がる」動作で痛みが出るという訴えをよく耳にします。

「ぶつけたり、捻ったりした記憶もないのになんで?」とか「このまま悪化しないかな?」とか思うことが多いと思いま

一方で「すぐいたみが減るから大丈夫かな?」と思っている方も少なくないのではないでしょうか。

動作の動きだしで痛い場合、一般的に変形性膝関節症を疑うことが多いです。

 

ひざの痛み

ひざの痛みの原因はたくさんあります。

加齢によって骨がすり減ったりする「変形性膝関節症」や、ひざのクッションである半月板が傷ついたりする「半月板損傷」、ひざにある腱や靭帯が伸びたり切れたりする「靭帯損傷」・「腱損傷」などその原因は様々です。

中でも「変形性膝関節症」は加齢による変化によって骨の変形がおこることで関節の隙間を狭くしてしまい、骨と骨がぶつかることで痛みを感じることが多いと言われています。また、「靭帯損傷」や「腱損傷」と言った障害は若年者で活動的な方に多いです。

変形性膝関節症

治療方法は?

痛みの原因は主に「炎症」です。炎症が起こることで痛みを認識します。この「炎症」を抑えることが重要になります。

初期の治療では、リハビリ・投薬療法・ヒアルロン酸注射などの「保存療法」での治療方法があります。中期から末期になってくると骨切り術・人工関節といった「手術療法」が主になってきます。

 今までの治療に加えで近年の最新治療として「再生医療」という選択肢が増えました。

この「再生医療」は保存療法と手術療法の中間的な位置付けであり、「ヒアルロン酸注射があまり効かなくなってきたな。」と感じはじめ、「でも手術はしたくないな。」という方に最適な方法

 

PRP-FD治療(PFC-FD治療)

メジャーリーグやプロゴルフなどのスポーツ選手の治療などで、近年話題になっている再生医療のPRP(多血小板血漿)療法という方法があります。PRP-FD療法この技術を応用し、血小板から取り出した成長因子をさらに凝縮して凍結換装保存した方法です。

ただのPRPと最新のPRP-FDとの違いは?

 PRPは血小板が多量に含まれた液体のことですが、PFC-FDはこのPRPから成長因子を取り出したものです。

 より濃縮された成分を体内に戻す方法になります。

 

効果は?

 ひざの関節内で炎症が起きている場合にこの成分を注入することによって炎症が抑えられたり腫れや痛みが緩和したりと言った効果が期待できます。

 しかし、あくまでも個人差がありますが、持続力があり概ね3ヶ月から半年程度と言われています。

 

メリット

○安全!

薬剤とは違い、もともとある自分の成分のため、副作用が少ないというメリットがあります。

○簡単!

手術よりも簡単で、ひざに注射をするだけなので実際治療にかかる時間は1分程度です。「もう終わったの?」「これだけ?」と言った声も聞かれるほどで、イメージ的にはヒアルロン酸注射を打つ様な感覚です。

 

デメリット

●値段が高い・・・

最新の治療のため自費診療という枠組みの中で行われているので、一般的な保険診療より治療費が高額になってしまうことです。

●効果に個人差がある

どうしても、個人の血液成分に左右されるため、成長因子の働きが強くない場合は効果が目立って見られない場合も考えられます。また、逆に強い場合は効果が思ったよりも出ることもあります。

当院での実績

 当院では2021年6月からPRP-FDを開始し、実際に注射を打たれた方は延20名程です。注射を打った日から3ヶ月と6ヶ月の時点で患者様一人ひとりにひざの状態をお伺いしており、個人差はありますが、8割の方が改善していると言っていただいています。中には6ヶ月時点で痛みが全くなくなった方もいます。

 しかし、症状が末期になり変形が進んでしまっている患者様に関しては、経過が良くない方もいるのが事実です。より軽度の状態の方が効果は高いと言われており、人によっては変形がすすむ前に予防的にPRP-FDを打ちたいと来院される方もいます。

また、リハビリを併用することでより効果がアップすることが報告されていますので、当院では施術前からリハビリも並行して行っております。

 

施術までの流れ

①「WEBサイト」か「予約専用ダイヤル」から新規診察予約

②診察日:診察(院長の診察のみ)、リハビリの予定調整(保険診療)

③施術に関する説明書と同意書の説明

④採血日:同意書の提出施術料金支払い(自費診療)

⑤施術日:採血から3週間後以降、実際に患部に注射(自費診療)

⑥施術1週後からリハビリ開始

まずは当院の院長の診察を!!

 

当院診察予約はこちらから👇

https://fukuzumiseikei.com/medical/

PRP-FDの詳細はこちらから👇

https://fukuzumiseikei.com/regenerative-treatment/

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医学博士亀田 和利

平成12年札幌医科大学卒業後、道内外での病院や海外で臨床・手術の経験を積み、平成28年福住整形外科クリニックを開院。膝関節の治療(PRR療法、再生医療、人工膝関節)を専門としている

[所属]
日本整形外科学会整形外科 専門医、医療経営大学 准教授、人工関節学会、人工関節若手の会、日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医

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